捨て猫を拾ってきて、そのまま家族になるといった経験の人は、少なからずいらっしゃるかと思います。犬を飼う時には、届け出が必要ですが、猫の場合は必要なのでしょうか?犬が届け出が必要な理由は、狂犬病予防法に基づくため登録が必要です。また犬の場合は登録の他にも狂犬病予防の注射も義務づけられます。これらの義務と怠ると罰則もあるようです。
猫を飼うには届け出は必要ない?
猫の場合は犬と違い、届け出の必要はありません。しかし自治体によっては登録を義務付けている事もあるため注意が必要です。またマイクロチップ登録を義務付けている自治体もあるようです。事前にお住まいの自治体などのホームページ等で確認するといいでしょう。
たくさん猫を飼うには届け出が必要?
近年、多頭崩壊が問題になっていますね。家の中で猫が増えすぎて、飼いきれなくて助けを求めるというニュース。可哀想で猫を拾ってくる気持ちはわかるのですが、飼っている猫には必ず避妊手術をしないと繁殖してしまうのは当然です。
条例により一定数の猫を飼うには届け出が必要です。たとえば埼玉県の場合、10頭以上の犬猫を飼うには知事への届出が必要になります。アパートやマンションなどは、2頭までといった制限を設けている所もあります。
海外から猫を連れてくるには?
海外から輸入して猫を連れてくるには、輸入検査が必要です。犬も同様のようです。事前に動物検疫所で手続きが必要です。猫の輸入にはマイクロチップ登録が必須です。その他に狂犬病の予防注射や血液検査などが必要です。
猫のマイクロチップは必須?!
海外から輸入する猫にはマイクロチップが必要なように、近年日本でもマイクロチップの装着の義務を検討しているようです。
マイクロチップは、長さ8mm~12mm、直径2mm程度の円筒のカプセルにはいった電子器具です。飼い主を特定する情報がマイクロチップに記録されています。マイクロチップは獣医師によって専用の注射器で猫の体内に埋め込みます。埋め込んでしまえば半永久的に使用できます。電池なども必要ありません。
日本は災害が多い国。地震などの災害の際や不慮の事故などで猫が脱走してしまった時、マイクロチップを埋め込んでいれば猫がどこかで保護された際、専用リーダーで読み込むことによって飼い主を特定することができます。登録も数千円で済むので、いざという時のためにお勧めです。
これは猫用の身分証明書ですね。
大きな災害で飼い主と離れ離れになってしまっても安心ニャ!
まとめ
現状、猫には届け出など必要ありませんが近い将来マイクロチップなどの違う形での登録は必須になるかもしれません。もちろん、これは飼い主のためでもあり猫のためでもあります。私自身、自治体によっては登録が必要だということを以前は知りませんでした。日々変わる法律は、確認しておく必要がありますね。
猫のための法改正をいろいろ進めてもらいたいニャ。
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