猫が死んでしまった場合の必要な手続きは?

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命のある限り、かならず訪れてしまう死。想像したくないですよね。一緒に長年住んできて、死んでしまうのは耐え難いほどの悲しさです。突然死んでしまったり、ゆっくりと弱ってきてしまったり、ケースはさまざまです。人間が死んでしまった場合は、死亡届が必要なのですが猫にはそういった手続きが必要なのでしょうか?

犬にはあるが猫には手続きはない?

犬の遺影
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猫が死んでしまった場合、死亡届などの手続きは必要ありません。

ただし、マイクロチップの登録をしている場合は、登録団体に削除の連絡をいれなくてはいけません。

犬の場合には、死んで30日以内に市区町村への届け出が必要です。

理由としては、狂犬病予防法の法律があるためです。さらに登録されたままの場合、予防接種の案内が自宅に送付され続けてしまいます。もし30日以内に手続きをしないと

二十万円以下の罰金の可能性があります。(狂犬病予防法)

まあよほど悪質でない限り、罰金の可能性は低いですが…

猫のための最期

猫

一緒に住んでいた猫が死んでしまうのはとてもつらいことです。動物病院で亡くなった時は、獣医師や看護師の意見などを聞いて、どうしたらいいか確認するのもいいでしょう。埋葬や動物霊園の場所など適切な方法を教えてくれるかと思います。

自宅で亡くなった場合、口や鼻から血などが出る場合もあるので、きれいにふき取ってあげましょう。夏場の暑い気温の場合は、腐敗が早くすすんでしまうため、保冷剤や氷などで保冷処置をしましょう。

バスタオルやタオルなどで背中を丸くなるように包んであげます。2~3時間で硬直が始まるので、その前に手足を胸の方に収めておくといいでしょう。

ペット葬儀・火葬という選択肢

猫

以前は自宅の庭などに埋めるような事が多かったですが、自治体の規制なども厳しくなっているため庭に埋める事を禁止している自治体もあります。

最近はペット霊園などで火葬される人も増えています。個別火葬、立ち合い火葬などでお骨拾いができるケースが多く、骨壺に入れて持ち帰ることが可能です。お骨をお守りやアクセサリーにしてくれるサービスもあるようです。

猫にもペットロスがある?

ペットロス

他の猫も一緒に飼っていた場合、仲間が死んだ後に残された猫が人間のペットロスに似た症状を見せることがあるようです。亡くした仲間を探しまわったり、元気がなくなってしまったり、食欲をなくしてしまったりもするようです。

人間も同様に長く一緒にいる時間が長ければ長いほど、つらさも増します。ペットロスが起こると、飼い主は悲しみ、混乱、怒り、罪悪感、現実逃避、抑うつといった症状が出てしまいます。

ペットロスを克服するために

ペットロス

ペットの死に対して、どうしようもなく辛い時には、無理をせず悲しむことです。また、信頼できる友人や家族と話すのもいいことだと思います。同じような経験をした方の場合はいいアドバイスをもらえるし共感でき、孤独感がなくなります。

別の方法として新しいペットを飼い始めることも、ペットロス解決の一つです。新しいペットを早く飼い始めた人は、遅い人に比べて早くペットロス症候群の症状が治まる結果も出ているようです。

ただし、死んでしまった直後に無理をして新しいペットを飼い始めても、亡くなったペットを思い出して余計に症状を悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。自分の心の中で、一区切りついたと思ったタイミングが大事なようです。

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