日本は世界でも有数の災害国です。地震や洪水などあらゆる災害が多い日本は、自然災害の多い国としても世界の中でも上位に入っています。そんな災害国日本で災害が起こった時に「いざ避難」となった場合に準備をしていないと愛猫を残して避難することになってしまいます。東日本大震災の時も多くのペットと飼い主が離ればなれになってしまいました。
災害はいつ起こるかわからないため、日頃から災害に備えていくことが大切です。
災害への準備-猫の性格をよく理解する
災害時に愛猫を守れるのは飼い主だけです。災害が起こったときに猫がどんな行動をとるのかを普段から理解しておくことが大事です。普段はまったく動じない猫でも災害などの一大事の際に神経質な猫は、そういった時に強く動揺する事があります。家の中にずっといる猫なら尚更どんな行動に出るかわかりません。
パニックになって押し入れから出てこないなどで、避難が遅くなるおそれがあります。そういった神経質な性格の場合、パニックになった際にどこに逃げるのかを事前に知っておくことが大事です。
災害への準備-猫が隠れてしまった時は…
災害の時に猫が隠れて、出てこなくなった時はどうしたらいいのでしょう?飼い主自身が避難せずに、家にいることができる状態であれば猫が出てくるまで待つことができます。しかし家から出て避難しなければいけない状況の場合は、「フード」、「水」、「トイレ」を数か所に設置して猫だけでも過ごせる状態にしましょう。
災害への準備-ペットと避難するための準備しておく物
いざ災害が発生してしまうと、物流がストップしてさまざまなものが手に入りにくくなります。コロナウイルスの際もマスクやデマによるトイレットペーパー不足、アルコール除菌シートなどペット用品なども入手にくくなりました。いざという時のためにも猫用の防災グッズを準備しておきましょう。
キャリー
猫と防災グッズを含めると運搬する際けっこうな重さになるので、リュックタイプをおすすめします。リュックタイプなら両手を使うことができます。
キャットフード
猫缶などは長く保存が持ちますが、持ち運ぶ際に重くなるので避けた方がいいです。ドライタイプの粒のフードを一週間分用意しておくのがいいでしょう。
おやつ
神経質な猫の場合、災害などが起こるとストレスなどで食欲が低下してしまうおそれがあるため、好んで食べているおやつなども用意しておきましょう。
水
水は人間も必要なものですが、猫には水分摂取量が少ないのでペットボトル1本あれば十分です。
ペットシーツ
猫との避難生活を考えると、最低でも1週間分は必要です。
ビニール袋
食べ残しや人間用のゴミなども入れられるため非常に役に立ちます。
タオル
猫が寝るベッドにも使えますし、猫自身の匂いが付いているタオルを用意すれば、なれない避難先での緊張が多少和らげることもできます。
食器
猫用の食器は小皿などの軽くて安い物で十分です。重い物、大きい物はNG
首輪
災害時に避難するときなどは、猫が脱走しやすい状況になってしまいまいがちです。万が一脱走してしまったとき用に連絡先などを書いておきましょう。
猫の写真
万が一猫とはぐれてしまった時に、探す手助けにもなる猫の写真をもっておきましょう。体全体が写っている画像のものと顔のアップのもの両方があるといいでしょう。
猫に必ず必要となるものは、キャリー、キャットフード、水、ペットシーツです。猫用の防災グッズをバラバラに置いておくと、いざという時にすぐに避難することができません。必ずキャリーの中にまとめて置くことをおすすめします。
災害への準備-マイクロチップの重要性
突発性な災害時に、驚いた猫が逃げてしまうのはしょうがないこと。そこで身分証明にもなるものを付けておくことも大事です。首輪のところに迷子札をつけるなどして連絡先を記入しておくといいでしょう。その他にマイクロチップを入れておくのもおススメします。猫も災害後に痩せたり、汚れたりしてわからなくなることだってあります。マイクロチップがあればすぐに身元確認が可能となるのです。
災害後の猫の変化に要注意
災害の後は、猫によってはおびえている場合もあります。一緒にいる時間を増やして遊んであげたりやさしく撫でるだけでも猫は安心して喜んでくれます。ただし不安な行動をすればすぐに駆け付けてくれて遊んでくれると勘違いさせてしまうと、おびえを増幅してしまうおそれがあるため、気にしすぎるのは禁物です。
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