猫の中耳炎とは…?症状と原因

猫の耳 猫の病気・アレルギー

猫の耳の病気です。猫の中耳は鼓膜の奥にあり、鼓膜の振動をさらに奥へと伝える役割をしています。この部分が炎症してしまうと中耳炎になってしまいます。外耳炎は強いかゆみがありますが、中耳炎の場合は痛みがあります。

外耳炎や鼻炎がひどくなると中耳炎に進行してしまいます。

マスク猫

猫が中耳炎になってしまうと…

猫

中耳炎になってしまうと、猫は痛みに耐えるために病気の耳側にかたむけたりもします。
さらに発熱などがある場合も。

中耳炎をさらに症状が進行すると…

猫

さらに症状が進行してしまうと、中耳の奥にある内耳にまで炎症が広がってしまいます。内耳には平衡感覚をつかさどる器官があり、炎症が広がると首をかたむけたままの状態になってしまったり、目が左右に動いて、目が回り、歩くときも斜めに動いたりよろめくような歩き方になります。嘔吐や食欲不振の症状が出る場合も。

ちびちゃん
ちびちゃん

実は私もなったニャ。目が左右に早く動いてしまい、歩くと斜めに歩いてしまったため、とてもみんなに心配されたニャ。

中耳炎でも外耳炎のように耳ダレはたまり、外へと流れだします。鼓膜が破れていない場合は、耳ダレは中耳炎で溜まっていきます。

中耳炎の原因は?

中耳炎になる原因は大きく分けて2種類あります。

外耳炎の症状がの悪化

外耳炎の症状が進行してしまうと、鼓膜に穴が空き中耳炎になってしまいます。細菌や真菌などの微生物が入ってしまうと外耳炎になり、進行して中耳炎になってしまう流れです。

鼻炎が進行してしまう

耳と鼻を結ぶ耳管を通じて中耳にまで炎症がきてしまうと中耳炎になってしまいます。

どちらの症状も、初期の段階で治療をしておけば、中耳炎になることは未然に防ぐことができます。

中耳炎の治療方法

猫

中耳炎の治療方法は、抗生物質や抗真菌剤の投薬となります。中耳炎は治りにくい病気ともいわれており、きちんと病院に通院しないと治るのに時間がかかってしまいます。場合によっては手術を行う場合もあります。

コメント