人間もフケが出ますが、猫もフケがもちろんでます。クシなどで使って撫でてみて、フケの量が多い場合はなにかしらの病気にかかっている場合があります。皮膚の細胞は毎日生まれ変わっており、皮膚の表面からはがれ落ちた細胞がフケになります。
フケによってどんな病気が考えられるのか?どんな対策があるのでしょうか?
フケの大きさに注意
目に見えないフケですと、気が付かない場合は多いですが目に見える大きさのフケがたくさんでているときは、皮膚病にかかっている可能性があります。
皮膚病はおおまかにノミやダニなどの寄生虫が引き起こすものとアレルギー性のものに分けられます。
ブラッシングをしていてフケと一緒に黒い粒がでてきたらそれはノミの糞です。または背中から細かいフケがでてきたらツメダニの可能性もあります。
フケがでることで、考えられる皮膚の病気
フケが多い場合に考えられる病気をまとめました。
ツメダニ症
ツメダニが寄生してしまうと、大量のフケが発生してしまいます。さらにやっかいなのがそれほど痒がらないという事も。そして人間にもうつります。ツメダニの大きさは0.5mmほどでとても小さいです。主な感染経路は、猫同士の接触やハエが猫の体に連れてくる場合もあります。
対策としては猫用のシャンプーで一気に洗い流すのが手っ取り早いです。ただ水が嫌いな猫には非常に大変かもしれません。
猫ニキビ
主に下あごにできるニキビの事。脱毛や小さい黒いできもの、赤い斑点ができます。脂肪分の多すぎや少なすぎ、猫の体質、皮膚の不潔など原因はさまざま。
幹部を消毒したり猫用のシャンプーしたりして治します。
その他、食餌性アレルギー、ビタミン欠乏症、甲状腺機能亢進症など
猫のフケ・皮膚への対策とは?
猫のフケ対策はいくつかあります。ほとんど人間のフケ対策に似ていると思います。ただ人間なら可能な事も猫だとすぐに対策が難しい物もあるので、愛猫に合った対策を探してみましょう。
猫用シャンプー
フケ対策の最強ともいえるのがお風呂。そして最高に嫌がるのもお風呂。
シャンプーに慣れていない猫はとても嫌がるかと思います。子猫の頃からお風呂に慣れさせておくといいです。猫のシャンプーは毎日ではなく1~2か月程度が最適のようです。
ただ、猫は基本的に水などは嫌いな動物。嫌がる可能性大です…。
蒸しタオル
お風呂嫌いな猫ちゃんに健康と清潔さをキープできるものとして蒸しタオルもおすすめのようです。猫に合わせたタオルを用意して蒸しタオルを準備してあげましょう。
体を綺麗にするだけではなく、体を気軽に温める効果もあるのでおススメです。お風呂はちょっと無理…という方は蒸しタオルをチャレンジしてみましょう。
ブラッシング
猫のブラッシングは人間同様にフケの予防にとても効果的といえます。シャンプーほど大変ではなく、気軽にできるので、猫のブラッシングをしながら体に異変がないかどうか見るのもいいでしょう。
またクシを使ったブラッシングを嫌がる猫もいます。嫌がる理由はさまざまですが、素材が気に入らない場合は、シリコン製を使うなど猫に合った素材を探すのもいいでしょう。
ストレスのない生活
猫にストレスが溜まってしまうと免疫力が弱まってしまいます。免疫力が弱まってしまうと皮膚にも悪影響を与えてしまいます。玩具を使って遊んであげたりしてストレスの解消が結果的に皮膚の調子を良くします。
またトイレなどが汚れていると猫にとってストレスなので、トイレなどもつねに綺麗にしてあげましょう。多頭飼いをしている家庭は、猫の数=トイレの数を用意してあげましょう。
まとめ
フケは、普通にでると思っていても実は皮膚病にかかっている可能性もあるので、油断は禁物です。普段からクシなどを使って皮膚の状況などを確認してみましょう。
皮膚病にはたくさんの種類があり、フケが多いなどの異常な場合は動物病院に行きアレルギー検査を受けるなど獣医さんに相談するのがいいでしょう。
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