猫の外耳炎とは…？

猫の耳の病気、外耳炎とはどのような病気なのでしょうか。猫の耳の穴の入り口から鼓膜までの所を外耳道といいます。ここが炎症してしまうことを外耳炎といいます。ただし猫は耳がピンと立っているので通気性が良く、犬ほど外耳炎は多くないと言われております。

もしも猫が外耳炎になってしまうと外耳道が赤く腫れたり、耳ダレが出たりします。さらに耳の中には悪臭を放つ耳垢があがります。さらに症状が進行してしまうと耳ダレは耳の外に流れて出ていきます。

外耳炎の症状

外耳炎になると猫は強烈なかゆみを感じてしまい、足で耳をかいたり、何度も頭を振ったり、耳をさまざまな場所にこすりつけたりします。さらに炎症が進んでしまうと、痒みから痛みに変わってしまい耳を触られるのを嫌がるになります。

外耳炎になってしまうと、臭い耳アカがたまり強烈な痛みも生じる

外耳炎を病院にいかず放置しておくと、中耳炎や内耳炎になってしまうことも。高齢の猫になってくると外耳炎になってると思いきや、腫瘍ができることもあり高齢猫には注意が必要です。

猫の外耳炎にはいくつか原因があります。

外耳炎の原因は、細菌やカビ、または耳ダニなどの寄生虫が原因です。

猫の耳は乾燥していますが、何らかの原因で耳の中に水が入ってしまうと耳アカが湿ってしまいます。この湿った耳アカに最近やカビが増殖すると外耳炎になってしまう原因となります。

耳ダニや毛包中などの寄生虫も猫が外耳炎になってしまう原因です。虫などの異物が外耳道に入り込んでしまうことも原因の一つです。

外耳炎になってしまったら、自然治癒で治るということは難しく、正しく治療をしてあげるのがいいでしょう。

外耳炎になった場合、綿棒などで耳アカや耳ダレを取り除いて、消毒液を使って綺麗に洗浄します。

原因の方が細菌であれば抗生物質、カビであれば抗真菌剤、寄生虫なら殺ダニ剤を使います。

慢性化した外耳炎なら完治するまでに二か月程度かかります。ダニよりも細菌やカビなどが原因の場合のほうが治る時間がかかると言われております。