高齢になると人間も猫もさまざまな病気にかかりやすくなります。その中でもより猫がかかりやすいと言われている病気をまとめてみました。
腎臓病
猫がかかりやすい病気で、一番多いともいわれているのが腎臓病です。症状として体重が減少する、多飲多尿、食欲不振、口臭、歯肉炎、貧血などの症状があらわれます。
猫のオシッコのチェックを欠かさずに、猫と生活していきましょう。初めに目に見えて現れる症状は、水をたくさん飲むようになると言われております。そして尿の量が増えていきます。
そのため、オシッコが薄くなり、ニオイもあまりしなくなってきます。一度失われた腎臓を元通りに治すことはできないので、食事療法で病気の進行を遅らせることはできます。
心臓病
猫が老化していくと、心臓病にかかりやすくなります。症状として呼吸困難、胸や腹に水がたまる、後ろ足が麻痺するなどの症状がでます。
原因ですが、遺伝、ビタミンE不足、ウイルスの感染などと言われております。
治療をしてもなかなか治らないと言われており、お薬などの投与により病気の進行を遅らせます。
筋肉と骨の弱まり
人間も年をとってくると、足腰が弱り骨も折れやすくなります。猫も同様で全身の筋肉、骨、関節が弱ってきます。とくに関節炎はかかりやすい病気と言われております。
症状として、足をひきずったり手足が不自由になるなどの症状がでます。有効な治療法はないですが関節を和らげる薬はあるようです。さらに痛み止めなどを動物病院などで処方してもらえます。
排泄障害
高齢な猫になると、便秘気味になります。食事療法でよくなると言われており、生肉、牛乳、オリーブオイルなどを食餌に加えると効果的のようです。
尿が出なかったり、排尿時に苦痛の声を出すようなら、棒絵公園や結石などの病気の可能性があります。メスに多い病気と言われており、普段から猫のトイレの様子を観察したり定期的な尿検査が必要です。
がん(悪性腫瘍)
高齢な猫で多いがんは、リンパ腫と乳がんです。元気がなくなり、食欲不振や嘔吐、下痢、乳房のはれなどに気が付いたら動物病院に相談しましょう。
早期の発見なら手術や放射線治療などの可能ですが、進行が進んでしまっていると治療は難しくなります。乳がんは避妊手術をしていないと発症しやすく、悪性で見つかりにくいため注意が必要です。
認知機能の低下
高齢な猫になってくると脳が老化して認知機能が低下していきます。食べ物に関心がなくなったりトイレの場所がわからなくなったりします。(用をたせなくなったり)
このような状態になったときには、他の内臓疾患も併発していることが多いです。認知症サプリなどを使い、予防することが大切です。
歯と口の病気
猫は虫歯には、ほぼなりにくいですが歯垢が溜まりやすいです。若いうちからケアをしていないと歯周病などの病気を発症しやすくなってしまいます。
症状として、口臭、よだれ、食欲低下などです。放っておくと歯茎の腫れ、痛み、歯が抜け落ちるなどの症状がでてきます。
海外では歯石をとってもらう事で、寿命が30%近く延びたという報告があるように、若いうちから時々獣医師に歯石をとってもらうと予防につながります。
甲状腺機能亢進症
甲状腺が大きくなってしまい、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまう病気です。猫の喉に触ると甲状腺がこぶ状に肥大していることがわかります。
行動が異常に活発になったり、多食、多飲多尿、嘔吐、下痢、体重減少、黄疸といった症状がでます。甲状腺の病気は、手術で治療の方が可能となっております。
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