猫の目は、動物の中でも大きく透明感がありますよね。その分、喧嘩などでは怪我をしやすい箇所でもあります。目が充血していたり、にごっていたりした場合、結膜炎や緑内障など目の病気の可能性があります。また他の病気の可能性もあります。
猫の目に異常を感じたら?
猫の目に異常を感じたら、猫を座らせて片手で猫を頭を抱えるようにして抑えましょう。もう片方の手の親指と人差し指を使ってまぶたを広げて観察します。その際に直射日光は当たらないように、かならず室内の電灯の明かりの下で観察しましょう。
目の色によって症状が違う
猫の目がいつもより白い場合は、どの部分が白いかによって病気が異なります。眼球全体が白い場合は角膜が傷ついて、炎症している可能性があります。
角膜混濁症
眼球全体が白くにごります。角膜全体が炎症をおこします。
結膜炎
猫の目の病気で、一番多くみられる病気です。下まぶたの裏側や白色の部分が赤くなり、猫は痒がりしきりに目を擦ろうとします。
緑内障
眼球が黄色や緑色に見えます。進行していまうと眼圧が上がってしまい眼球が押し出されてしまいます。
白内障
水晶体が白く濁ります。眼球全体というよりも瞳の中心部分だけ白く見えます。
また瞳孔が白い時は白内障の可能性があります。白内障は目の水晶体が白く濁る病気です。また目の中の圧力が上昇して色がにごる緑内障なども疑われます。
いずれにしても視力が低下して失明の危険性があるため、すぐに動物病院行くことをおすすめします。
ブドウ膜炎
眼球が濁って見えます。感染症の二次的症状としてあらわれることもあります。
眼瞼炎
目の周囲が赤く腫れます。喧嘩などの怪我が原因となります。
肝臓の病気
白目が黄色くなります。これは黄疸の症状のひとつで口の粘膜などにもあらわれます。
角膜炎
角膜が白くにごり血管が見えます。白目は赤く涙が出て光を眩しそうにします。
猫の目が赤い場合は、埃などの異物が目に入ったか、他の猫との喧嘩によって眼球が傷つき充血していると考えられます。激しい喧嘩の場合は、角膜がはげしく損傷する場合もあるため、すぐに動物病院にいくことが大切です。
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