猫の老化のサインとは?長生きさせるために~

老猫 猫の病気・アレルギー

人間も猫も生きている限り、老化は絶対に避けられません。老化は体力がピークに達した時にはじまると言われております。猫の場合は、10歳前後からと言われており、特徴として歯が抜け始めたり口の周りの毛が白くなってくるといった老化サインが出てきます。

猫と人間の年齢比較表

1か月3か月6か月1年2年3年4年5年10年15年20年25年30年
人間1歳5歳10歳18歳30歳40歳45歳50歳70歳80歳90歳100歳110歳
猫と人間の年齢早見表

猫が1歳になると人間で18歳になります。その後ゆるやかに年をとります。

ちびちゃん
ちびちゃん

わたしは何歳なんだろう?比較表を見ると意外に年をとっているかも?

1.猫の動きが悪くなる・鈍くなる

猫

老化してくると、猫はじっとしている時間帯が多くなり眠っている時間も増えていきます。フラフラしているような場合は、関節系のトラブルの可能性があります。また視力が下がって行動範囲がせまくなっている可能性もあります。目が白くにごっているようなら、目の病気の可能性があるので動物病院に相談してみましょう。

2.歯が抜ける

猫

歯の衰えの原因は歯石が原因の可能性がほとんどです。また口臭もひどくなります。歯石は歯垢がたまってできるため、猫用の歯磨きのセットの購入歯垢をとるようなおやつなどを与えるといいでしょう。

3.毛づやが悪くなる

猫

一番わかりやすい場所として、鼻から口の周りの毛が白くなることです。ヒゲも若い時のようなはりもなくなります。また全身の毛も「つや」がなくなります。

4.脳や神経が衰える

老化が進むと、目、耳、鼻、などの感覚が衰えます。神経質になったり、逆に無関心になったりすることもあります。トイレの場所がわからなくなったり、目などが見えづらくなり、不安などによる夜鳴きなども。

5.太りやすくなる

猫

全身の筋肉が付きにくくなり、脂肪量が増えて全体的に太っていきます。お腹のたるみが増え瞬発力なども見られなくなり、骨折などもしやすくなります。

6.食べ物に好き嫌いが出る

猫が老化していくと、食べ物の好みが変わります。また食べ物の好き嫌いがはっきりしていきます。

猫の平均寿命は延びてきている

健康寿命

猫の平均寿命は年々延びてきています。平均寿命は12~13歳と言われてきましたが、20歳近く生きる猫も珍しくなくなってきました。まさに長寿猫ですね。20歳といえば人間でいうと90歳近く。ギネスブックには36歳まで生きた猫もいるとか…。

老化の速度や寿命は個人差もありますが、生活環境、食べ物によって違いが出てくると言われております。昔は猫には魚というイメージでしたが、今や、さまざまなキャットフードが発売されており質の向上や獣医学の進歩によって、猫の平均寿命が延びてきています。

それに比べて、野良猫の平均寿命は昔から変わらず4~5年と言われております。病気や天敵、交通事故など環境の違いで大幅に平均寿命も変わっていきます。

まとめ

猫

老化が進むと動きが遅くなり、毛のつやが悪くなり外見でも老化が進んでいることがわかるようになってきます。また声なども子猫のように高い声も出せなくなっていきます。

体の中も内臓疾患なども増えてきます。太り気味な猫は、さまざまな病気の引き金になりかねないので適正な体重にするのも長生きの秘訣です。(これは人間にも言えることですが)

大事なことは、飼い主のこまめな観察と動物病院などにいって健康診断が重要になっていきます。日頃から適切な運動や栄養管理などを怠らなければ、猫の老化にともなうトラブルを最小限に抑えることができるかと思います。

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