若い猫なら問題ない事も、高齢な猫だと気を付けなければいけないことがたくさんあります。どうしても高齢になってくると視力や運動能力が低下していきます。若い頃と同じ生活環境だと思わぬ事態になりかねません。高齢になる猫がいる場合は、それに適応した生活環境に変える必要があります。
1.猫にもバリアフリー環境を
若い時は問題ない高い所でも、高齢になってくると中々ジャンプできなかったり、落ちてしまう事もあります。また、骨や関節なども弱まっているため少し肥満気味の猫などは骨折などしてしまうことも少なくありません。
高齢になってくると、骨折の治りも遅いです。また大怪我などをすると、手術が必要なこともあるかと思いますが、麻酔による危険も大きくなるため手術が難しい場合も。
高齢猫のためにも家の中のバリアフリーが必要です。段差を減らしたり、高い所から降りても大丈夫のような環境配慮が必要です。またマンションなどの高い場所に住宅がある場合は、猫が落ちないようにする工夫も必要です。
2.カロリーと塩分をひかえめに
猫の肥満を防止するために、たんぱく質と脂肪を減らしてカロリーを抑える必要があります。
猫用の食事で、高齢用のフードが販売されております。何歳から~のようにわかりやすい表示がされているので買いやすいかと思います。塩分のとりすぎは、心臓や腎臓に負担をかけやすいので、とりすぎに注意しましょう。
3.新鮮な水を与えよう!
高齢な猫になると、あまり水を飲まずに脱水症状を起こしやすくなります。常に新鮮な水を用意するようにしましょう。さらに水を飲むことで便秘の解消にもつながります。
それでもあまり飲まないような猫であれば、缶詰やペースト系の食事を与えると水分を補うこともできます。ペットショップに行けばさまざまなペースト系の食事が販売しております。猫の好みの物を探してあげるといいでしょう。
4.静かな所、冬は暖かいところ
高齢な猫は寒さにも弱くなります。寝ている時間も長くなるので、日当たりの良くてあたたかい場所に居心地のいいベッドを用意してあげます。寒い日には暖かくなるような暖房器具で温めます。
猫は高いところを好みますが、老猫の場合は、視力が低下し骨も弱まっているのでベッドはなるべく低めの位置に置いた方がいいでしょう。それでも高い所に行きたがる場合は、台などを用意してのぼりやすくしましょう。
寝たきりの猫は床ずれを防止するために、時々体の位置を変えてやるといいでしょう。
5.トイレを多く用意してあげましょう。
高齢な猫になると、トイレの場所がわからなくなったり、トイレまで間に合わなかったりすることがあります。
猫のベッドの近くにトイレを用意したり、家の数か所にトイレを置いてあげましょう。場合によっては猫用のオムツなどが必要な場合もあります。
まとめ
猫は人間に比べて、年をとるスピードとても速いです。いつまでも若い猫だと思い、同じ生活環境になりがちですが、7歳を超えるとシニア予備軍とも言われます。
人間でいうと猫は何歳かを確認しつつ猫の年齢に合った生活環境に変えましょう。
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