最近、猫のフードなどで歯をケアするようなフードが目立つようになってきました。理由としては猫の口の中を清潔に保つことで、猫の寿命が10%以上伸びるということがわかってきたためです。
最近ニュースで、歯周病がアルツハイマー病を促進するという名のニュースがありました。人間同様に猫の歯も綺麗に保つことで、さまざまな病気の予防になりそうですね。
猫は虫歯にならない?その代わり…
そもそも猫の口の中はアルカリ性なので虫歯になりにくいと言われております。その代わりに歯垢から歯石に変わるスピードが速いと言われております。
さらに驚くのが、約3日ほどで歯垢が歯石になってしまいます。
歯垢を防ぐためにも
驚くほどのスピードで歯石になってしまうので、1日おきに猫の歯磨きはしたほうがいいでしょう。
野生猫と室内猫で口の中が変わる?
野生の猫(野猫)は、肉食なため肉などもあまり噛まずに、飲み込むように食べます。飼われている猫のようにキャットフードなどもあまり食べる機会がありません。
しかし、室内猫の場合はキャットフードなどのやわらかい食事が主食になるため、食べ物のカスが口の中に残りやすいです。口の中にカスが残りやすいということは、そのまま放置することになり、歯周病の原因となってしまいます。
猫の口の中をチェックしてみましょう!
猫の口の中をチェックすることで、さまざまな病気に気づくヒントが隠されています。歯茎の色や猫の口臭など…簡単にチェックできます。
口臭チェック
猫の口のニオイを嗅いでみましょう。臭う場合は歯周病などの問題がある可能性があります。
歯茎の色をチェック
猫の唇をめくりあげて歯茎の色をチェックしてみましょう。赤っぽいピンク色なら問題なしです。
歯茎の調子
湿っていれば問題ありませんが、乾いていたりする場合は脱水症状のおそれあり。
よだれの量
量が多い場合や、臭いがある場合は口の中のトラブルの可能性あり。
近年海外では、猫の歯石の除去を実行している飼い主が増えているようです。その影響なのか、近年猫の寿命が大幅に延びているそうです。それらの結果からでもわかるように、口の中のケアがとても大事であることがわかります。日本でも猫の歯石除去が一般的になってもらいたいですね。
猫の歯のケアの仕方(歯磨き)
猫の歯の内側は、猫自身が舌を使って綺麗にすることができますが、外側は綺麗にできないので外を綺麗にしていきます。ただし猫の歯磨きは想像以上に難しいです。
歯ブラシなんて口に近づけても匂いを嗅ぐだけで、口にはいれてくれません。一番手軽にできるのが歯磨きシートでしょうか。30枚入りで300円ぐらいで購入できるので、コストパフォーマンスもなかなかいいです。万が一猫がまったく受け付けてくれなくても300円ぐらいなら…。
猫の歯磨きを手軽にする方法
使用方法としては、人間の人差し指に歯磨き用シートをまいて、歯と歯茎の間を磨くようにします。人間の歯磨きと一緒ですね。歯の内側はやらなくてもいいので、外側を重点的にやるようにしましょう。
猫用の歯磨き粉はぜったいに使わないようにしてください。猫には有害なキシリトールが含まれております。どうしてもうまく歯磨きができないようであれば、動物病院などで歯石をとってもらいましょう。
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