ぽっちゃり猫ちゃんのご家庭はもちろん、普通体型の猫ちゃんのご家庭も健康的な体重管理は気になるかと思います。猫は本能的に冬になると寒さに備えて脂肪を蓄積し始めるそうです。家で飼われてる猫は、自然の中で運動したり体力を使うことはありません。狩りをして獲物を捕まえたりするわけでもなく、美味しいご飯を食べてばかりでは太りますよね…。
人間が食べる食事はダメぜったい!
人間と猫では必要なカロリーは桁違いです。人間が食べる食事は脂っこい物や塩分が多い物も多いので注意が必要です。
猫といえばお魚が大好物です。お刺身を猫におねだりされた経験がある人も多いかと思います。醤油などが付いていない生魚を与えるのは問題ありませんが、あげ過ぎに注意です。お刺身一切れでも猫にとってはカロリーが高いためです。何切れもあたえたり毎日のように与えないように注意です。
マグロのお刺身一切れ12kcalですが猫にはけっこうな大きいカロリー。
避妊手術をすると太りやすくなる?!
さらに雌猫の避妊手術すると、もちろんメリットはたくさんありますがホルモンバランスが崩れて太りやすくなるとも言われています。
上記の動画のちびちゃんも雌猫で避妊手術済です。しかも猫エイズなのにめちゃめちゃ食べるので一気に太りました。まあ外で遊ぶのにいい気候の時は痩せている猫なんですけど、あまり出かけない冬は物凄く太ります。
元々猫は太りやすい動物
猫は元々太りやすい動物らしく、可愛いからとおやつなどを与えすぎては逆に不健康になり長生きできません。それぞれの猫にあった適正なカロリーの食事、適度な運動で猫が太りすぎないようにしないといけません。もはや飼い主の使命です。
猫の肥満判断基準
では猫の肥満の判断基準ですが、四つ足で立っている猫を真上から見たとき、猫の肩よりお腹の方が出ていたり、背骨を触った時に背骨の上に脂肪を感じたり、あばら骨が脂肪でどこにあるかわからないようなら、ダイエットが必要です。
心配であれば動物病院で脂肪のエコー検査をしてもらうといいかもしれません。
私のダイエット対策
ダイエットフードに切り替える
一番始めやすいのがこちら。各フード会社から、減量用の療法食が発売されています。これらのフードは一般的なフードに比べると割高ですが、獣医師の管理のもとダイエットを安全に効果的に行うためには非常に効果的です。
ただし、猫ちゃんの好みもありますので与えたフードをまったく食べてくれないことも…。
探してご飯を食べさせる
本来の猫は1日に何度も狩りをする動物です。家の中の猫は黙っていても、美味しいご飯が出てきます。それでは刺激不足や運動不足になりがちです。そこでフードやおやつを物陰に隠して猫に探させてみましょう。ドライフードやおやつなどを隠して探して食べさせることで猫は狩の本能を刺激され、精神的にも充足感を得られることができます。
極端なダイエットは危険!
猫が2~3日間食べないと脂肪肝になる。という話を聞いたことがある人がいると思います。太った猫に食事の量を極端に減らしたり、与えなかったりすると、猫の身体は血糖値を維持するために血液中のインシュリン値が下がってしまいます。インシュリン値が下がると、皮下や内臓の周囲の脂肪分解が促進されてしまい、肝臓内の中性脂肪がたくさん蓄積され肝臓機能が失われてしまいます。
肝臓の細胞の中に脂肪が蓄積した状態を脂肪肝→ひどくなると→脂肪肝症候群となり、激しい肝機能不全を起こします。こうなってしまったら命にかかわります。
必ず動物病院でダイエットの助言を聞いた方が懸命ですね。
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