猫を捨てるのは重罪。それは「遺棄」という犯罪です

捨て猫 猫ブログ

通勤通学途中もしくは旅先などで猫が捨てられていた現場に遭遇した人は少なからずいるかと思います。親猫とはぐれてしまったのか、人間に捨てられてしまったのか。理由はどうであれ、猫を捨てた人間は犯罪者です。猫を捨てた場合どういった罪になるのか。捨て猫を見つけた場合どうすればいいのでしょうか。

カリンちゃん
カリンちゃん

猫の保護活動しているボランティアさんに相談するのもアリ!

ペットを捨てる行為は遺棄という犯罪です

生き物を捨ててしまう人間の心理がまったくわかりませんが、猫を捨ててしまう行為は、動物愛護法の「遺棄」にあたる犯罪になります。逆に法律で罰せないとなくならない悲しい事案とも言えます。

捨て猫

もちろん猫の飼い主もその動物が命を終えるまで 適切に飼養する「終生飼養」の責任があります。動物愛護法は年々罰則が強化されており、愛護動物を遺棄した者には1年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科せられます。

皆さんはどう思いますか?正直私の感想としては、とても軽い罰則という印象です。もちろん猫好き、動物好きなのかにもよって心理は変わってくるかもしれませんが…。

それでも野良猫が減らないのは、捨てられたりしている猫がいるのが少なからずいるということが実情なのかもしれません。

捨てられた猫の行方は…

人間の身勝手で捨てられてしまった猫はどうなってしまうのでしょうか。多くの人が分かるかと思いますが、幸せにはなりません。

捨て猫

段ボールなどで餌だけ入れて山に捨てられていたなどの話をよく聞きますが、はっきりいって殺したも同等の行為だと私は思っています。運よく成長したとしても、道路で車にひかれてしまったり、近隣住民の庭を荒したり、さらに繁殖して野良猫が増えたりします。

そもそも猫を捨てる行為は犯罪ですし、年々その罪は重くなってきています。やっと法律が追い付いてきたといってもいいかもしれません。今まで猫を殺したり捨てたりする行為がたいした罪に問われないことが異常でした。

野良猫は短命である

捨てられて、野生化した猫は非常に短命です。その寿命は3~5年と言われております。食料の確保や病気になるリスク、車などによる事故のリスク大です。車に轢かれている猫を見た人は必ずいるかと思います。

遺棄された猫を見つけたらどうする?

遺棄された猫を見つけた場合は、どうすればいいのでしょうか。

最寄りの動物愛護団体や動物愛護センターに連絡

まずは捨てられた猫をどうするのか。猫を保護して飼うのか飼い主を探すのか。もしくは動物愛護団体などに相談するのがいいでしょう。さらに捨てられた猫をどうするのかを考える事も重要です。

動物ボランティアに相談する

私の会社への通勤路に、取り残された猫(捨てられた?)を発見しました。犬猫のボランティアさんに相談して捕獲していただきました。

犬猫保護ボランティアさんであれば、捕獲器などがあるため、成長してしまっている猫でも捕まえる事が可能です。

警察に通報する

警察

そして重要なのが警察署にも遺棄したことを通報して犯人特定の捜査を求めることです。その場の写真を撮ったり、証拠となるような箱やタオルを現物証拠として残しておくのも重要です。ただし現実問題、猫の遺棄は犯人の特定が難しいといわれており、なかなか立件できないのが現状です。

東京などの大都市では捨て猫をみかけるのが少なくなっているらしいですが、地方ではまだまだ多いのが現状です。私の住んでいる県でも田舎というのも関係しているのか捨て猫の情報が入ってきます。

まだまだ罪の意識が薄いのか、それとも犯罪であるということを知らないのか非常に悲しいことです。

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