猫の世界にも人間同様にエイズウイルスが存在します。治す薬はないと言われておりますが、感染したからといって、すぐに死んでしまうのでしょうか?猫エイズ(猫後天性免疫不全症候群)になってしまったらどのように対処するべきかまとめてみました。
猫エイズはどんな病気ですか?
猫免疫不全ウイルスが原因で起こる症状を「猫エイズ」と呼びます。
猫免疫不全ウイルスに感染した猫は、猫エイズのウイルスを持つ、キャリアとなります。
ただし、感染したからといってすぐに症状がでるわけはなく、すぐには何の症状も出ません。徐々に数年にわたってウイルスが活動を始めると、「発症」となります。
発症してしまうと免疫機能が低下してしまうため、普段なら病気にならないような場合でも病気になってしまいます。
これは人間のエイズと同じですね。人間のエイズも普段健康な人ならもんだいない怪我や病気でもかかってしまいます。
症状としては、発熱や口内炎、目やに、下痢などの症状が続きます。猫エイズが怖いところは、完治が難しいという所とさまざまな病気にかかりやすくなってしまうところです。
猫エイズは人間には感染しませんし、その逆もありません。
猫エイズの主な感染経路
一番多いのが猫同士による喧嘩です。噛み付いた傷口によって感染してしまうようです。または交尾によっても感染してしまいます。
こればかりは、家の外には出さないように注意するしかないです。
私の会社で飼っている猫も猫エイズに感染
私の会社でも猫を飼っているのですがいつまでも治らない目やにと口内炎の理由を飼い主の専務に聞いた所、どうやら猫エイズだということが判明。確かによく外で喧嘩をしている猫でした。
上記の画像でもわかるように、目ヤニがいつまで経っても治りません。毎日、目ヤニを拭いてあげているのですが、全然治る気配はありません。
口内炎も年中できていて、とても痛そうです。口内炎ができて、痛くて食事ができない状況が一番まずいようです。食事ができないと、痩せてしまい体力がなくなり、さまざまな病気に感染しやすくなってしまいます。
猫エイズに感染してしまったら
猫エイズ自体を治療することはできないため、痛め止めやウイルスの活性を抑えるインターフェロンなどを使うのが一般的です。
獣医さんに聞いた所、抜歯治療が効果があると言われました。
歯を抜くことで口内炎が和らぎ食事をしてくれたという報告もあります。食事をしてくれることにより栄養が付き、免疫力が上がるのです。
ただ抜歯自体がかなり大変で、嫌がる獣医さんもいるとのころですので信頼できる獣医さんを見つけるといいかもしれません。
少しでも長生きさせるために私がやっていること
猫エイズにかかってしまっても、長生きする猫はいます。会社の猫も猫エイズでありながら10年以上生きています。私がやっていることが参考になれば幸いです。
なるべくストレスを与えないこと。
ストレスのない生活させるのが一番最高ですが、現実的には難しい話。今まで外をよく遊びにいっていましたが、家の中で遊んであげたり、遊べる玩具を用意するなど家の中でも楽しめる空間づくりを心がけています。外には危険な付き物です。簡単に考えられるものだけでも下記のようなことが。
車・・・轢かれてしまう可能性大。かなり危険です。
人・・・世の中いろいろな人間がいます。猫に危害を加える人間も。
猫・・・猫同士がケンカになることはよくあることです。怪我が思わぬ大怪我になったり。
毒物・・・間違って食べて死に至ることも。
清潔なトイレを心がける。
猫同士共同生活をしている猫は、同じトイレなどはとてもストレスが溜まります。人間もトイレが汚い所は嫌ですよね。1匹に対して1個のトイレは必要です。2匹なら2個。3匹なら3個。
新鮮な水を与えるのにこまめに取り替える。
会社の猫の飲み水は、クリクラという有料の水サービスを使った水を与えています。猫の飲み水はミネラルの少ない「軟水であること」が推奨されています。「硬水」は尿路結石になりやすいそうなので、クリクラなどの水は、猫には良さそうです。
栄養のある食事を与えたりしています。
猫エイズは、食べるのも嫌がってしまうほど口内炎がひどくなります。猫の口内炎は骨折よりも痛いといわれるほどです。なるべく歯垢や歯石がたまりにくいドライフードを与えています。それでも食べないときは、できるだけ柔らかく、噛まなくても食べやすい高栄養の物を与えています。
まとめ
ストレスのない快適な生活を送らせてあげることで、免疫力を下げずに病気にかからない強い体にできるのです。人間もそう考えると同じ、ストレスのある生活をしていると、体のいろいろな部分で不調が出て来ます。
会社で一緒に仕事をしている猫ちびちゃんです。猫エイズに感染しておりますが、10年以上経った今でも元気に過ごしています。長生きできるように、ストレスのない生活をおくらせてあげたいです。
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