季節の変わり目や寒い季節になってくると、人間も体調を崩しがちですが猫も同じです。そんな季節の変わり目や寒い日に、猫の目が涙目になっていることがあるかと思います。涙目が増えてきたら、猫風邪の可能性があります。猫風邪により、結膜炎なども併発するので注意が必要です。
猫風邪とは?
そもそも猫風邪とは、猫ヘルペスウイルスや猫カリシウイルスによる感染症の事を指しています。ヘルペスウイルスが治ったとしても、ウイルスが死に切らずに神経などに潜んでいて、免疫が下がっているときや体調を崩したときに出てきて、涙目、くしゃみ、鼻水、結膜炎などを発症させます。
人間の風邪は猫にはうつらないので、安心してください。そもそも猫風邪と人間の風邪はウイルスの型が違います。
猫風邪が疑われるようなら部屋を暖かくして
治療法としては、人間と同様な治療法です。重要な事は十分な栄養と休息です。
猫風邪が疑われるようなら、部屋を暖かくして湿度50%前後に保ちましょう。部屋の湿度が40%以下になってくるとウイルスが活発化していきます。逆に60%以上高くなるとダニやカビなどが繁殖しやすくなる湿度です。以上のことから、部屋の理想的な湿度は50%前後と言えます。
さらに食事と水をしっかり与えてください。食欲がない場合は、食事を温めると匂いが強くなり食欲が出たります。消化器に症状がある場合は、1日程度断食して胃腸を休めるのもいいでしょう。
猫風邪以外に涙目が疑われる病気は?
涙目ですが、他にも下記のような病気で涙目になってしまうことがあります。
結膜炎
猫の目の病気の中で、もっともよくみられる病気。まぶたの裏側にある結膜が炎症を起こしてしまい、目ヤニや充血、涙などの症状がみられます。かゆみのために猫はさかんにこするような仕草をします。重症になってしまうと、目がくっつくなどして目が開かない状態になってしまいます。
角膜炎
目の表面をおおっている透明な膜である角膜が炎症を起こす病気。猫は光をまぶしがって、さかんに涙をこぼします。または瞬きをします。また痛みを伴うので目をこすろうともします。
症状が進むと、角膜の中に細い血管が見えたり、眼球の奥にも炎症が広がります。
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