【子猫の育て方】生後50日を過ぎたらワクチンを接種を

猫の病気 猫の病気・アレルギー

子猫は生後50日過ぎに1回、その3~4週間後にもう一度ワクチンを接種してウイルスから子猫を守ってあげましょう。一度ワクチンを接種すれば、さまざまな病気を防ぐことができます。猫から猫に感染するものだけではなく、人間にも感染するのでワクチン接種をすることをおすすめします。

なぜワクチンをするの?

そもそもワクチンとは毒性を弱めたウイルスを体の中にいれることです。人間が冬などにインフルエンザワクチンをすることも同じ仕組みです。ワクチンを接種することで抗体を作ります。

猫の病気

実は子猫は母猫から母乳を通じて抗体をもらっています。ただし、徐々に抗体が薄れてしまい、二~三か月で抗体がなくなってしまいます。なのでこの時期にウイルスに感染してしまうと子猫は体力がないため命とりとなってしまいます。

完全に室内なのでウイルスが入ってこないためワクチンは必要ないと思いきや、飼い主が外で猫を触るなどしてウイルスが手や衣類に付いている可能性もあります。その手で飼い猫を触った場合、毛づくろいなどで猫の体内にはいってしまう場合も考えられます。

猫のワクチンは1年に1回

猫の病気

猫のワクチンは1年に1回接種するのが一般的です。ただし、海外のガイドラインには3年に1回の推奨をしています。品種や猫の飼っている環境などでも左右されると思うので動物病院で頻度などを相談するといいかもしれません。

日本で使われているワクチン

日本で使われているワクチンはいくつかあります。猫が暮らす環境などに応じて決定するといいでしょう。

猫ウィルス性鼻気管炎

くしゃみや発熱、下痢、食欲不振など、人間でいう風邪のような症状が現れます。重症の場合は、子猫や高齢の場合は衰弱や肺炎、脱水症状を起こして死亡するケースもあります。

猫カリシウイルス感染症

主に口の中の潰瘍などが特徴的です。免疫力が弱まっている猫や子猫に感染しやすい感染症で、風邪の症状でもある鼻水やくしゃみ、発熱や食欲不振などの症状もでます。

猫汎白血球減少症(猫伝染性腸炎)

感染力が非常に強い胃腸炎です。主な症状として下痢があり、そのほかにも激しい嘔吐、高熱などの症状も出ます。体力がない子猫の場合は重症化しやすいため注意が必要です。

猫クラミジア感染症

主に目などに症状がでます。結膜炎や涙目、目やに、くしゃみなどの症状が出ます。黄色い目やになどもでる場合もあります。

猫白血病ウィルス感染症

猫同士の喧嘩などで感染します。発熱や食欲不振、貧血などの症状がでます。リンパ腫などの病気の発生率も高くなり、生後すぐに感染した場合は死亡率がとても高いおそろしい感染症です。

猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズウイルス)

猫同士の喧嘩などで感染する病気。薬などでは治らない病気ですが、感染していても発症しないまま天寿を全うする猫もいます。ストレスを与えない生活を心がければ、長生きもできます。

猫ワクチンの費用

猫の病気

打つワクチンによって、値段も変わってきます。
室内飼育の場合は「3種混合」3,000~5,000円
外出する猫には「4種混合」「5種混合」5,000~7,000円程度

動物病院によって価格は異なるので、
事前に動物病院に確認しておくといいでしょう。

ワクチン接種後に注意したいこと

ワクチン接種した後に、稀にアレルギー反応、発熱などが現れたりすることがあります。接種した部分にしこりができる場合もあります。
ワクチン接種後は、数日間ストレスのない生活を送りつつ、よく観察しましょう。

またワクチンの効果が出るのは接種ご約2週間後です。それまでは外出や他の猫との接触は控えたほうがいいです。

コメント